今日は 猪苗代町の郊外にたたずむ
この松を紹介します
淡水魚水族館から少し登り
昭和の森に向かう途中に
ぽつんとたたずむこの松
石碑と看板を見かけ
『なんだろう?』
とシャッターを下ろしました
看板の説明を引用してこの松を紹介します
コンパス松
この松が植えられているこの地は
かつての二本松街道沿いにありました
磐梯山麓のこの地は
陸軍翁島(おきなしま)演習場として
多くの若者達が軍事訓練に
励んだ所だそうです
また、古くは葦名義広と伊達政宗が
戦った古戦場でもありました
この演習場の原野の中に
ただ一本、毅然と立ち
枝ぶりをY字に広げる
赤松の大木がありました
この松は陸軍演習の目標として使われ
また、周辺の人々の農作業の
休息の場として親しまれ
『コンパス松』や『Y字松』
と呼ばれて愛されていました
戦後、この地は入植者に開放され
今では当時の様相を伺い知ることは
出来ませんが、この松だけは
幾多の風雪に耐え
今世紀まで残りました
しかし、平成14年の大雪で
倒木してしまったそうです
猪苗代町では、往時を偲ぶとともに
この松をとおして
非戦平和を願うという思いを込め
歴史の生き証人であるこの松を復元すべく
当時の面影を残す同型の
赤松を植樹したそうです
2代目のコンパス松
第二次世界大戦終結から今年で68年
家族のため国のためと
戦地に赴き亡くなった方々
空襲・空爆を受けて
亡くなった市民の方々
戦後も後遺症に悩まされ続け
苦しんだ末に亡くなった方々
全ての方々に
黙祷を捧げると共に
戦いの無い平和な世界が
ずっとずっと続き
世界中の子供達が安心して
笑顔で暮らせる日が来ることを
心より願います
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