八重の桜第二十三話
【会津を救え】
奥羽鎮撫総督が仙台に到着
はなから恭順など認めるつもりはなく
求めるのは容保公の首
もちろん会津藩士達は
そんな要求に応ずるはずはありません
仙台、米沢藩も苦しい選択を迫られました
仙台、米沢をはじめ奥羽の諸藩は
会津と戦う気持ちはありません
会津に罪なきことは
みな承知しています
なんとか会津を助けたい
その思いで諸藩に会津救済の嘆願を
働きかけてくれました
集まった藩は当初二十五
これからは奥羽がひとつになり
もっと強く、豊かになる
その思いもむなしく‥
総督参謀 世羅修蔵は
【奥羽みな敵と見て討つべし】
【仙台・米沢など恐るるに足らず】
との密書を総督府に
あてようとしていたことが発覚
怒りが収まらない仙台藩・福島藩士達は
世良を暗殺‥
『戦は避けられぬ‥』
白河口を皮切りに戦闘の火蓋が
きって落とされました
奥羽に加え
長岡藩河井継之助をはじめとした
越後五藩も同盟に加わり
三十一藩からなる
奥羽越列藩同盟が成立
もはや会津救済の
嘆願のための同盟ではなく
軍事同盟です
泣きません!
しっかりと見届けます!
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