本日の日付は 慶応四年八月十一日頃と思われます
容保公は野沢村に滞在中。会津藩境では
各地で戦闘が行われていると推察されます
本日私は 二本松の西軍陣営に潜入しました
二本松城を攻略した西軍は
次の進路についての話し合いをしている模様です
さっそく、盗み聞きさせていただきましょう!
以下、現代語に通訳しながら実況します
本部大総督大村『二本松攻略はご苦労様だったね。
次はこのまま北に進もう!仙台・米沢をはじめ
会津に味方する藩をつぶしていこ!』
現地大将板垣・伊地知『断固反対!
このまま会津本体をつぶしにいこうよ!』
大村『えー!会津は植物に例えると根っこだよ。
仙台とか米沢藩とかの、枝や葉を
先に切っちゃって根っこを枯らそうよ!』
板垣『違うよ!違うよ!!根っこを枯らしちゃえば
枝や葉なんて、ほっといても枯れちゃうよ!!』
伊地知『それにね。もたもたしてると、雪がふっちゃうよ‥』
板垣『僕ら、雪なんて見たことないから
降られたらめんどくさいことになっちゃうよ!』
大村『それもそうかぁ‥それに今 会津は
藩境に兵を分散配置してるだろうから‥
街中にはあんまり兵がいないだろうしなぁ‥』
伊地知『雪が降る前にカタつけちゃおうよ!』
大村『うーん‥分かった!
このまま会津を攻めに行ってちょうだい!』
板垣・伊地知『了解!!!』
スクープです!大変な情報を聞いてしまいました!!
西軍は、この後進行方向を代え
会津攻略に向かう事を閣議決定いたしました!
各藩境で小競り合いは繰り返されている今ですが
会津城下が戦火にさらされるピンチが近づいています!
このリポートは 取材活動及びオリンピック放映のため
次回、8月21日までお休みします
会津の長く苦しい1ヶ月の始まりの日です
それではみなさん
次回 8/21 『母成峠』 でお会いしましょう!