幕末戊辰 会津戦争へタイムスリップ
144年前の今日 慶応四年九月二十一日
この日 会津藩主 松平容保公は
城内にいる藩士らに
明日 降伏
の決意であることを伝えました
その言葉は 皆の耳を疑いました‥
最後の最後まで戦い
城を枕に殉ずる覚悟の方々ばかりです‥
降伏し 生き恥をさらすことなど
頭の片隅にも無かった方々ばかりです‥
憤激のあまり自刃する者‥
指を噛み切り、吹き出る血潮で城壁に抗議の遺書を書き 自殺する者‥
亡夫の遺髪を胸に抱き、お堀に身を投げる女性‥
城内の人々の心には
絶望と悲しみ 悔しさと無念に
満ち溢れました‥
この日城内では 女性たちが
降伏の白旗を縫い合わせました
城内の白布は
全て負傷者の包帯になってしまっています
しかたなく小さな白布をつぎはぎして
作ったのでした
それを縫う女性たちの手は震え
少しも作業は進みませんでした
やっと縫いあがった旗は
しぼる事が出来るほど
涙で濡れていたそうです・・・
開城前夜
城内の藩兵は お城に光を注ぐ月を
茫然と見上げていました。。。
一方 城外で奮戦する佐川官兵衛は
城内がそんな事態になっていることは知らずか
この日 田島に宿陣
会津の降伏など
頭の片隅にもありませんでした。。。
今日は私も藩兵の皆さんと同じく
茫然としています
明日が来なければいい。。。
でも、時は無情にも流れています。。。
悲しい悲しい144年前の今日
鶴ヶ城の九月二十一日でした。。。