4月23日
この日は
『長命寺』 『阿弥陀寺』
このふたつのお寺で法要が営まれました
【戊辰殉難者春季祭典】
このふたつのお寺には
幕末 戊辰 会津戦争で戦死した
多くの会津藩士が眠っています
戦に破れた後も
戦死した会津藩士の遺体は
弔われることを許されず
長い間放置され続けていました
やっとそれが許されたのは明治二年二月
当初は『賊軍の遺体』ということで
罪人塚が指定されましたが
哀願のうえ このふたつのお寺への
埋葬が許されました
しかし墓石を建てることは許されず
やっと建立することができたのは
阿弥陀寺が明治六年
長命寺は明治十一年
墓石に刻む事が出来た言葉は
両寺とも 『戦死墓』の三文字でした
死しても そのようなひどい扱いを
受けた先人を思い
毎年春と秋に 両寺で
法要が催されます
今日 4月23日と 9月23日です
まずは午前10時 長命寺
今日は天気もよく
三年ぶりにお墓の前での
法要となったそうです
約145名の御霊に合掌‥
続いて午前11時より 阿弥陀寺
こちらは本堂において法要が
執り行われました
中には入れないので
約1,300名の御霊に外から合掌‥
八重の桜の人気もあり
たくさんの方々が
会津へ訪れてくれているこの春
そんな会津で、ひっそりと厳かに
戊辰戦争で散った会津藩士の英霊を
地元では毎年こうして弔っています
明日は飯盛山で法要です
これは、会津高校の生徒による
白虎隊演舞が披露される有名な法要のため
たくさんの方々がおいでになります