聖光学院の健闘に拍手!
夏の甲子園
福島県代表の聖光学院は
準々決勝で惜しくも敗れましたが
彼等の健闘に大きな拍手を送ります
3年半前の大震災の後
一時解散同然となった同校
県外出身者が多い同校では
家族のもとに帰って
暮らしていた時期がありました
親御さんの中には
再び福島の地に息子を送るのを
ためらったご家庭も少なくなかったと思います
それでも聖光で野球がしたい
そんな思いで 選手達は再び
福島の地に帰って来てくれました
そして一時はボールを持つのをやめ
ボランティア活動に励んでくれて
やっとまた野球が出来る喜びに
今まで以上の野球に対する情熱と愛情を
降り注いだ先輩たち
そんな聖光魂が脈々と受け継がれ
気が付けば夏の甲子園7年連続出場
5年連続初戦突破の実績が
積み重ねられました
そして今、その後輩たちもまた
聖光学院で野球をやりたいと
斎藤智也監督の下に集まりました
今年のチームは
過去のチームに比べると
力が落ちると言われたこともありました
昨年の秋季高校野球福島大会
準決勝で日大東北高校に敗れた聖光学院
2008年から5年にも渡り続いていた
県内公式戦連勝記録が
ストップしてしまいました
それからチームの意識は
どのように変わったのか
私には分かりませんが
ただ、選手の皆さんの思いには
きっと何かのスイッチが
切り替わったんだと思います
突出した選手もいない
あまり目立たないように見えた
今年の聖光学院
甲子園福島県大会の決勝では
再び日大東北高校と対戦しました
好投手、大和田君率いる日大東北に
聖光は最終回までに2-6
もう後がない最終回に4点をあげ同点
そして延長11回 7-6の
逆転サヨナラ勝利
日本記録に並ぶ8年連続の
甲子園の切符を勝ち取りました
その後の甲子園での活躍は
皆さんご承知の通りです
福島県としては43年ぶりの1大会3勝
そして、先輩の過去最高に並ぶベスト8
スター選手はいなくても
選手個人個人が
今、自分が何をしなければならないかを
しっかりと自覚し
仲間のために自分のために
自分が出来る事を最大限の力で臨む
そうして積み上げた結果が
偉大な先輩たちと肩を並べた
甲子園ベスト8の栄光です
私たち県民はみな感動しました
選手の皆さん
どうか胸を張り 堂々と
福島に帰ってきてください
私たちは大きな拍手であなた達を
出迎えます
聖光学院野球部の皆さん
関係者の皆さん
素晴らしい夏をありがとうございました
お疲れ様でした
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