今日も空は雲に覆われています
今週末も不安定な天気が
続きそうな7月の終わりです
今日はひょんなことから調べた
廃線になった鉄道について
紹介します
きっかけは梅雨の風景
猪苗代町から昭和の森に向かい
風景を撮ろうと思ったけど…
梅雨空に覆われ なんとなく
寂しい絵になっちゃうなぁ…(´・ω・`)
今日は風景撮影はあきらめようと
帰路についた途中で
なにげに立ち寄った緑の村
そこで目についたのがこの列車でした
普段はこういう展示があっても
あまり気にせずに通り過ぎる私ですが
この日は風景が撮れなかったこともあり
この列車の撮影を始めたのでした
この車両が走っていた線は
『沼尻軽便鉄道』
廃止時の正式名称は
『磐梯急行電鉄』
猪苗代町 沼尻(ぬまじり)~川桁(かわげた)
の間15.6kmを結んでいたこの線
軽便鉄道というのは通称だったそうです
磐越西線まで移送するために敷設された
貨物輸送主体の線だったそうです
鉱石を運ぶかたわら
5つの駅と6つの停留所を設置して
住民の足として『軽便鉄道』と呼ばれ
親しまれていたそうです
この鉄道に乗って高校に通っていた
子供達も当時はたくさんいました
物や人の他に
夢や希望も運んでいた鉄道でした
ディーゼル機関車へと車輌も変わり
多いときは2,000人が生活していたという
沼尻硫黄鉱山周辺は
当時の猪苗代町の経済の
中心を担っていました
客車の内部
大勢の人で賑わい楽しい笑い声で
溢れていたんでしょうね
昭和の名曲「高原列車は行く」は
この線がモデルになっているそうです
沼尻硫黄鉱山の閉山に伴い
収益の主流だった
貨物の運搬がなくなると共に
閉山で猪苗代を去った方々も
多かったためにこの鉄道の利用客も減り
沼尻軽便鉄道は昭和44年に
正式に廃止されました
昭和の高度成長期を支え
多くの人々に愛されてきたこの鉄道
「沼尻鉱山と軽便鉄道を語り継ぐ会」
の皆さんをはじめ、今もその歴史を
守り、語り継いでくれています
「高原列車はラララララ…行くよ♪」