今日は7月29日
オリンピックで盛り上がっている
暑い日の今日ですが...
今から144年前
幕末 戊辰戦争にとって
大きな境界点となる出来事があった日です
『二本松城の攻防戦』
三春・守山が降伏し、西軍は前日までに
本宮を攻略 そして
慶応四年の今日
二本松城の攻撃を開始しました
二本松城は三方面から包囲攻撃されるに至りました
しかし 二本松の城内は精鋭の大半が
須賀川方面に出陣していたため
老人と少年ばかりでした
後に『二本松少年隊』と呼ばれた
十二歳から十七歳までの少年兵は
二十歳の隊長『木村銃太郎』に引率されて
深い霧の中で陣をひきました
が‥
無数に飛んでくる銃弾にばたばたと倒され
木村もまた、銃弾の餌食に‥
『この傷では城に行けない。早く己の首をとれ!』
と叫ぶ木村の首を、少年達は泣きながら斬りました
十二歳といえば 今でいえばまだ小学生‥
今も語られる悲劇です‥
きっと 対峙した西軍の大将『板垣退助』も
これほど幼い兵を出さざるを得ない東軍の状況に
逆に戦慄すら覚えたのではないかと推測します‥
同日 二本松は敗退
後に残った家老重臣ら七名は、本丸に火を放ち
国難に殉じました
そして‥
この戦いを境に西軍の侵攻方向は
北(福島・仙台方面)から 西(会津方面)へと
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